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- 症状解説
鼻出血
鼻出血は小児から高齢者まで広くみられる。
鼻出血は鼻の腫瘍からの出血もあるが、多くは鼻の左右の隔壁(鼻中隔壁)の粘膜の血管の破綻による。自然に止まることも多いが、圧迫が必要である。
圧迫で止血が困難の場合。専門医による電気凝固術が必要となる。
もっとも困るのは、後鼻腔よりの出血で出血点の確認が難しく、後鼻腔全体に圧迫をするためベロックのタンポンを挿入し止血する。
出血がひどい時は、肝機能や血小板の検査が必要である。
突発性難聴
昭和48年頃まで、この病気は余り知られていなかった。
このころ厚生省の難病研究班の二番目(一番目はベーチェット)の研究班が発足した。
名古屋大学の三宅教授を班長として全国の発病の調査を行い、一年間に約6,000人の発症が報告された。突発性難聴の原因は未だ不明であるが、早期の治療で治癒する症例が多く、現在の難病の中には含まれていない。
多くの場合、早期に副腎皮質ホルモンの投与が有効であるが、治療が遅れると治癒率が悪くなる。また早期でも、めまい症状を合併する場合、改善しにくい。
突然に難聴を自覚するときは、突発性難聴であるか診断を受けることが大切です。